整体に行ったら逆に痛みが出てきた。
マッサージしてもらった筋肉の痛みが続く。
整体院やマッサージサロンへ行き、上記のように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、整体院やマッサージサロンなどで施術を受けた後に、もみかえしの反応が起こる原因とその対処法について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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目次
痛い!もみかえしってなに?
マッサージなどの施術後に起こるもみかえしという反応について解説します。
施術後の反応は2つある
マッサージなどの施術後の身体の反応は、以下の2種類です。
- もみかえし
- 好転反応
もみかえしは、施術やマッサージを受けた部位に炎症が生じて痛みなどの症状がみられる、身体に悪影響を与える反応です。
一方で好転反応は、施術やマッサージを受けた部位の周辺や身体全体が一時的に重くなるなどの症状がみられる、身体に良い反応のことを言います。
それぞれ詳しくみていきましょう。
もみかえしとは?
もみかえしとは、マッサージや整体などの施術で筋肉を強く圧をかけられたり、刺激されたりすることで筋繊維や筋膜がダメージを受けて炎症が起こり、施術後に筋肉の凝りや痛みなどの症状がみられる、身体に悪影響を与える反応です。
好転反応とは?
好転反応とは、マッサージや整体などの施術で筋緊張や血流が改善されて、身体が正常な状態へ回復する際に一時的に起こる、身体に良い反応です。
筋肉の緊張が緩和されることで血流やリンパの流れが改善し、その筋肉に蓄積されていた老廃物や毒素などが体内を流れて体の外へ排出される過程で、好転反応が起こります。
もみかえしと好転反応の違いって何?
もみかえしと好転反応の違いについて解説します。
もみかえしで現れる症状(頭痛や吐き気など)
施術後のもみかえしでみられる具体的な症状は、以下のとおりです。
- 施術部位の痛みや内出血
- 筋緊張
- 頭痛
- 吐き気
- 発熱
- 不眠
上記のような症状が3日以上みられる場合は、もみかえしの反応が起こっていると考えられます。
つまりもみかえしと好転反応は、症状がみられる期間で判断できるといえます。
好転反応で現れる症状
好転反応で現れる症状は、以下のとおりです。
- 全身の倦怠感
- 全身が火照って温かくなる
- 眠気
- 頭痛や腹痛
- 発熱や吐き気
上記のような症状がみられますが、好転反応は安静にすることで2~3日で回復する場合がほとんどです。
もみかえしの原因について
もみかえしの原因は、以下のようなものが挙げられます。
- 強刺激
- 筋肉の凝り
- 施術不足
- 老廃物の蓄積
- 施術者の技量不足
それぞれみていきましょう。
もみかえしの原因:強刺激
施術による筋肉への強すぎる刺激によって、もみかえしの反応がみられる可能性が高いでしょう。
強すぎる刺激によって、筋繊維やその周囲の筋膜がダメージを受けて損傷します。
それによって筋肉に炎症が起こり、もみかえしを引き起こします。
施術時に筋肉にかかる圧の強さ次第で、施術後に全身のだるさを感じたり、痛みを感じたりと反応が異なります。
後者の場合、もみかえしの反応だと考えられるでしょう。
また知覚鈍麻によって、強い刺激をさらに求めるようになるのも原因の一つです。
もみかえしの原因:筋肉の凝り
筋肉の凝りすぎも、もみかえしの原因となります。
凝りが強い筋肉は血流が悪く柔軟性もほとんどないため、ちょっとした圧でも筋繊維や筋膜が損傷する可能性があります。
柔軟性がほとんどみられない筋肉に対して、いきなり圧を加えるとその刺激がダイレクトに筋肉へ伝わってしまい、損傷する可能性が高いでしょう。
もみかえしの原因:施術不足
担当者が施術に慣れていない場合、もみかえしの反応がみられる可能性があるでしょう。
初めて整体やマッサージなどの施術を行う方は施術自体に慣れておらず、経験不足でスキルも発展途上の方が多いため施術時の圧力が強すぎる場合があります。
それによってもみかえしが起こる可能性が高いといえます。
もみかえしの原因:老廃物の蓄積
老廃物がたまり過ぎも、もみかえしの反応を引き起こす原因の一つです。
老廃物が蓄積しすぎている方が施術を受けることで、今までたまっていた老廃物や毒素が急激に排出されるため、倦怠感や発熱といった症状として現れる可能性があります。
もみかえしの原因:施術者の技量不足
施術者の知識や技量、技術不足も、もみかえしの反応を引き起こす原因として挙げられます。
知識や技量、技術が不足している施術者は、そもそも正常の硬さの筋肉と緊張が高い筋肉の見極めができなかったり、正常な硬さの筋肉を緩め過ぎてしまったりする場合があります。
そのため知識や技量、技術が不足している施術者が担当の場合は注意が必要です。
もしもみかえしになってしまったときの対処法・やったほうがいいこと
もみかえしの反応がみられる場合に行なったほうが良いおすすめの対処法は、以下のとおりです。
- 患部をしっかり冷やす
- 運動やストレッチは控える
それぞれ解説します。
対処法1:患部をしっかり冷やす
もみかえしの反応が起こった場合、2日間は患部を十分に冷やすようにしましょう。
もみかえしの反応が起こる場合に共通しているのは、筋繊維や筋膜が損傷して炎症を起こしている点です。
入浴などで逆に温めてしまうと血流が良くなり、より炎症の症状が強くなってしまう可能性が高いでしょう。
つまり、痛みなどのもみかえしの反応が起こっている患部を冷やして炎症を軽減することが重要です。
冷やす方法としては、おもに保冷剤をタオルなどで包んで患部に当てたり、濡れタオルを当てたりする方法が挙げられます。
そのほかビニールに水を入れて、患部に当てて冷やす方法もおすすめです。
冷たさで皮膚の感覚がなくなった場合はすぐに冷やすのを中止し、痛みの症状の様子を見ながら、約10~15分ほど冷やして中止するという方法を繰り返しましょう。
また、直接当ててしまうと逆に低温火傷してしまう可能性があるため、保冷剤や氷などを直接当てないことが大切です。
対策法2:運動やストレッチは控える
もみかえしの反応がみられる間は、運動やストレッチは避けるようにしましょう。
運動をすることで体温が上昇し血流が良くなるため、炎症が悪化して痛みが強くなってしまいます。
よってもみかえしの反応が起こっている場合は、運動を控えるようにしましょう。
またストレッチも避ける必要があります。
筋繊維や筋膜が損傷して炎症を引き起こすのが原因で、もみかえしの反応がみられます。
ストレッチは筋線維を伸ばしてしまい、損傷を悪化させるリスクがあるため避けるようにしましょう。
そのほか、アルコールの摂取なども避ける必要があります。
運動と同様にアルコールの摂取は血流が良くなり体温もあがってしまい、炎症が強くなる可能性が考えられます。
筋線維や筋膜の回復には、肝臓の働きが重要です。
アルコールの摂取は肝臓への負担もかかってしまい、回復が遅くなってしまう可能性もあるため避けるようにしましょう。
もみかえしを防ぐ方法はある?
もみかえしを防ぐ方法は、以下のとおりです。
- 痛みを感じたら施術者に伝える
- 国家資格をもつ整体院に通う
それぞれみていきましょう。
防ぐ方法1:痛みを感じたら施術者に伝える
施術の圧力や刺激が強く痛みを感じた場合、施術方法を変更したり、圧力や刺激の強さを調整したりしてもらうように、施術者に伝えることが大切です。
圧力や刺激が強い場合、無意識に身体が緊張してしまいもみかえしの反応が起きやすくなってしまいます。
施術者に伝えるのは勇気が必要な行動ですが、自身のためにも遠慮せずに伝えるようにしましょう。
防ぐ方法2:国家資格をもつ整体院に通う
整体やマッサージを受ける場合、治療院やサロン選びも非常に重要です。
整体院やマッサージサロンは、国家資格を取得していない方でも開業することが可能です。
そのため、施術者によって知識や技量、技術などに差があるのが現状です。
整体院やマッサージサロンのなかには、一時的なリラクゼーションを提供することを目的に施術を行っている場所もあります。
施術中は、リラックスできて心地よい時間を過ごせるでしょう。
しかし、筋肉の凝りなどの根本の原因改善には至らないため、繰り返し通うことになりかねません。
またポキポキ整体のように首や背中の骨を鳴らす施術を行う整体院は、頚椎などを損傷し神経症状や神経麻痺を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
理学療法士や柔道整復師など、国家資格を取得している施術スタッフが所属している整体院やマッサージサロンの場合、お客様一人ひとりの症状や身体の悩みをしっかりヒアリングし、根本から改善する適切な施術や治療を行ないます。
理学BODYでは、根本の原因となる筋膜へアプローチで症状の改善と再発予防を図り、施術後のもみかえしの反応を起こさない適切な施術や治療を行います。
筋膜の施術や筋膜リリースの効果についても詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
関連記事:長引く痛みを治した事例多数!3回以内の改善にこだわる整体院『理学ボディ』とは?
まとめ
今回は、整体やマッサージなどの施術後にもみかえしの反応が起こる原因とその対処法について解説しました。
もみかえしの反応は、筋繊維や筋膜の炎症が起こっている場合にみられます。
理学BODYでは根本の原因となる筋膜へアプローチし、症状の改善と再発の予防を行います。
もしもみかえしの反応が起こらないよう適切な治療で予防したい場合は、筋膜のプロである私たちに一度ご相談ください。
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投稿者プロフィール
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理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。
その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。
筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。