「整体院・整骨院に行くとき、どんな格好でいくべき?」
「髪型やアクセサリー、必要な持ち物はある?」
初めて整体院や整骨院に行く時の服装や持ち物について、あれこれと迷ってしまう人も多いはず。
実は、服装によっては必要な動きが制限されてしまったり、リラックスして施術が受けられなかったり…とストレスの原因になってしまうことも。
本記事では、整体院・整骨院に行くときの服装から注意すべきポイントまで、基本的な部分を施術側の目線からわかりやすくまとめました。
出発前に一度、ざっと確認してみましょう。
目次
整体院・整骨院に行く時の服装【おすすめ】
整体院・整骨院に行く時におすすめの服装は、
- リラックスできる服装
- 動きやすい服装
- 身体を見てもらいやすい服装
の3つです。
そもそも、整体院・整骨院で効果的な施術を受けるのに欠かせないのは「体の状態を正確に把握してもらうこと」です。
それには、身体の状態が分かりやすい服装で行くことが重要です。
身体の状態や普段の姿勢・動きのクセなどを見てもらうには、ある程度体のラインがわかる服装がよいです。
また、実際に痛みが出る動作を再現したり、ベッドの上で姿勢を変えたりするため、動きに支障をきたす服装は控えたほうがベターです。
施術者が筋肉の硬さなど繊細な部分まで確認しやすいように、薄手の生地のものや袖がまくりやすいものがと良いでしょう。
では、具体的にどんなものが良いのか、解説していきます!
リラックス出来る服装:ゆとりのある素材とデザイン
整体院・整骨院で施術を行うときは、ベッドに寝る場合が多いです。
そのため横になった時に無駄な力が入らず、リラックスできることが大切です。
適度にゆとりのあるTシャツと、ジャージやスウェット素材のパンツ・ズボンを着用するのが良いでしょう。
寝た時に襟やフードがあると首周りの力が抜けずリラックスできません。
パンツやズボンも締め付けすぎないものにしましょう。
ジャージやスウェットがない場合は、なるべくウエストがゴムのものを選び、ベルトをしなくて済むものだとリラックス効果が高まります。
動きやすい服装:関節の動きを妨げない
整体院・整骨院で行う施術や観察はおもに2種類に分かれます。
- お客様が体を動かすもの
- スタッフが触って行うもの
痛みや状態の評価のために、関節を曲げ伸ばしする・腕を上げる・前屈するなどお客様自身で大きく体を動かしていただく場合があります。
例えば、肩こりや肩・首の痛みで来院した際には「どの動きで痛むのか・どのくらい動きに制限をきたしているのか」を実際に動いてもらいながらみていきます。
しかし、服が身体の動きを制限してしまうと、体の状態が適切に判断できなくなってしまいます。
また、寝たり座ったりするときに動きにくさがあると、姿勢を変える際の動き自体がストレスになってしまい、施術の妨げになることもあります。
体を見てもらいやすい服装:ほどよいフィット感
スタッフが体の状態を観察するときに体のラインが分かりにくいと適切な観察ができなくなるリスクがあります。
なので体のラインを隠すような服は避けましょう。
ラインが出るからといって、スキニーデニムのようにぴったりフィットしすぎると動きに制限が出てしまいます。
動きを妨げないジャージ素材やストレッチ性のあるもので、ちょうど良いサイズの服を着ましょう。
上記のようなジョガーパンツやガウチョパンツ、レギンスやハーフパンツなどがおすすめです。
整体にいく服装【避けるべきNG服】
整体院・整骨院に行く際の服選びで【注意したいポイント】は以下の9つです。
- 華美な装飾がある
- タートルネックやフード付きのパーカー
- ニットなど厚手のもの
- スカートなど動きにくいもの
- タイツやストッキング
- デニムなど伸縮性のないもの
- オーバーサイズすぎるもの
- 着圧性のあるもの
- アクセサリー類
特に女性の場合は上の特徴に当てはまる可能性が高いので気をつけましょう。
男性の場合はニットやデニムに注意しましょう。
仮に仕事の関係でどうしても服装を選ぶことが難しい場合は更衣室のある整体院・整骨院を選ぶと着替えられて便利です。
では、詳しく解説していきます。
華美な装飾がある
華美な装飾は体を触った感覚が分かりにくく、適切なケアを施せなくなる可能性があります。
また、施術者の手が引っかかってしまい服の装飾の破損リスクもあるので避けましょう。
華美な装飾とは具体的には以下のようなものを考えてください。
- スパンコールやビーズ
- 大ぶりな襟や袖
- 過度なフリル
- レースが多い
上記のものを避けてなるべくシンプルなTシャツや薄手の服を着ましょう。
タートルネックやフード付きのパーカー
タートルネック(ハイネック)やフード付きのパーカーは控えましょう。
首や肩周りの観察や施術が難しくなってしまい、最適な施術ができなくなるリスクがあります。
また、フード付きのパーカーは仰向けに寝るとフードが気になってしまうこともあります。
リラックスのためにも首元はシンプルなものをおすすめします。
ニットや裏起毛など厚地のもの
厚手のニットや裏起毛のものは、体のラインや動きが分かりにくくなります。
また、施術するスタッフが体を触ったときに筋肉の感触が伝わりにくくなってしまい、適切な評価ができない場合があります。
施術の効果を最大限引き出すためにも厚手のものは避けましょう。
冬場の寒い時期は、重ね着で調整できる服装にするか、着替えを持参することが望ましいです。
スカートや動きにくいもの
整体院・整骨院では体の観察や施術のために体を大きく動かす場面が出てきます。
また、施術するときにベッドの上で仰向けになったり横向きになったりと姿勢を変えることもあります。
その場合にスカートだと動きにくいですし、リラックスできません。
リラックスして施術を受けられるようにパンツスタイルでいきましょう。
パンツと言ってもあまりに短い短パンやホットパンツも姿勢を変えたり足を大きく動かす場合は適しません。
最低でも太ももが隠れるくらいの長さのパンツを選びましょう。
タイツやストッキング
タイツやストッキングは滑りやすいため、施術の妨げになります。
寒さが気になる場合は厚手の靴下などを用意しましょう。
仕事帰りなどでタイツやストッキングを履き替える必要がある場合は、あらかじめ更衣室のある接骨院や整体院を選ぶか、人目につかないようなスペースで着替えられるか確認すると安心です。
デニムや革など伸縮性のないもの
パンツにも注意点があります。
デニムや革製のパンツなどは伸び縮みしにくく、動きを妨げてしまいます。
動きに制限があると体の状態が正確に判断できず、適切な施術ができないリスクがあるので避けましょう。
どうしてもデニムを履きたい場合は、ストレッチ性があって動きの妨げにならないものを選びましょう。
オーバーサイズすぎるもの
オーバーサイズのパーカーやボトムなど体をズボッと隠すようなものは体のラインが分かりにくいため、接骨院や整体院には適しません。
体の状態を把握しにくいだけでなく施術中に余った生地が滑ったり邪魔になってしまうこともあります。
オーバーサイズの服で来店する場合は、下にTシャツやロンTを着て脱ぎ着できるとスムーズに施術を受けられます。
着圧性のあるもの
着圧機能やワイヤーなどの金具が入った下着を身につけている場合は施術前に外しましょう。
施術中にリラックスできなかったり、本来の体の状態を観察することが難しくなります。
特に腰の施術をお考えの方は、お腹周りの補正下着やガードルで締め付けの強いものは施術前にとっておきましょう。
アクセサリー類
ネックレスやイヤリングなどのアクセサリー類は施術の前に外しましょう。
施術と直接関係のない部位のものでも、紛失や破損の可能性があります。
動くときに気になってしまったり、施術者が触れて壊してしまう可能性もゼロではありません。
アクセサリーは部位に関わらず全て外しておきましょう。
あらかじめアクセサリー収納用の小さなポーチなどを用意して、無くさないようにしっかりとカバンにしまってください。
初めての整体で必要な持ち物
初めて整体院・整骨院で施術を受ける際、特別なものは必要ありません。ここでは、最低限の持ち物を説明します。
必要な持ち物をチェック
整体院・整骨院の施術は短くても30分、長い場合は90分以上と治療院や内容によって変わります。
また、筋肉が硬くなったり循環が悪くならないように空調の温度設定を高めにしている場合もあります。
脱水予防のため水分補給できるように飲み物を持っていきましょう。
手洗いや汗拭きなどに使うタオルやハンカチ、ポケットティッシュなども持っておくと便利です。
また、接骨院の場合は保険証を必ず持って行くようにしてください。
場合によっては健康保険の適応となります。
自分が保険適用になるか不明な場合も念のためお持ちください。
更衣室がある場合は着替えも
更衣室が用意されている整体院・整骨院の場合は、Tシャツやジャージなどの着替えを持っていきましょう。
通勤途中に通う場合はタイツやストッキング、スーツなどを着用していても更衣室があると便利です。
整体院・整骨院に事前に更衣室があるかどうか確認しておくと良いでしょう。
もし更衣室がなく、どうしても施術に適した服で行くことが難しい場合は重ね着で対応するのがスムーズです。
それも難しい場合は着替えの必要があることをスタッフに伝えて着替えのできる個室の準備が可能かどうか相談しましょう。
整体に行く時の髪型はここに注意!
意外と盲点になりやすい髪型も施術には適さないものがあるので、特に髪が長い方は注意しましょう。
髪型で注意してほしいのは以下の4つのポイントです。
- 邪魔にならないようにまとめる
- 仰向けに寝やすい位置でまとめる
- ヘアピンを使わない
- 整髪料を使わない
ショートカットの方は気にする必要はありませんが、髪が肩にかかるような場合ははまとめましょう。
髪を下ろしたままだと、首や肩周りなどを施術するときにスタッフの手が引っ掛かってしまうリスクがあります。
また、肩や首に直接施術しない場合もベッドに寝るときに動きの妨げになってしまい、リラックスしにくくなるのでなるべく結びましょう。
結ぶ位置は頭頂部に近いところ(頭の高いところ)がベストです。
低めの位置で結ぶと、仰向けで寝たときに結び目が枕に当たってリラックスの妨げになります。
結び方はお団子もしくはポニーテールにしましょう。
【望ましい結び方】
どうしても結ぶことが難しい場合は横に流しても良いですが、なるべくまとめる方が施術も行いやすく、リラックスにつながります。
また、ヘアピンは施術中にとれてしまったり、怪我の原因になるので使わないようにしましょう。
どうしてもヘアピンをつける場合はアクセサリーと同様に施術前に取っておきましょう。
整髪料もなるべく使わない方が良いです。
施術スタッフが頭や首、肩を触ったときに手についてしまい、そのまま施術をすることで服を汚してしまう可能性があるからです。
初めて整体を受ける人へ【施術の流れ】
初めて整体院・整骨院に行く場合、どのような流れかわからず不安ですよね。
当院の場合の施術の流れを動画を使いながら説明します。
- ご来店(感染対策にご協力お願いします)
- お着替え(更衣室がございます)
- 問診(痛みの動作の確認)
- 施術
- 痛みの確認(施術の効果判定)
- 注意点や施術後の生活のポイントの説明
- 帰りのお支度
- お会計
- ご退室
また、具体的な施術の流れは以下の動画を参考にしてください!
実施の肩の痛みの施術の流れです。
筋膜調整という言葉を聞きなれない方も多いと思います。
体をボディスーツのように覆っている筋膜のケアをすることで、体の不調を改善するアプローチのことです。(興味のある方は下記の動画をご覧ください。)
理学ボディなら更衣室も完備!女性も安心して通えます
整体院・整骨院に行くときの服装はわかったけど、仕事終わりや予定の合間に行く場合はなかなか全て網羅するのは難しいですよね。
そんな時は、更衣室が完備されているかをHPや電話を通して事前にチェックしておくのがおすすめです。
理学ボディでも更衣室が完備されており、女性の方でも安心して通うことができる整体院です。
また、お客様の貴重な時間とお金を無駄にしないように、なるべく短い回数で痛みを改善する「3回以内の改善」を目指しています。
「忙しくてなかなか整体に通う時間が取れない…」
「ずっと通い続けるのは大変…」
という方はぜひご相談ください。
当院の施術の特徴や3回以内で痛みの改善ができる秘訣は、
「下記の記事(↓)」でわかりやすく解説しています。
関連記事:3回以内の改善にこだわる整体院『理学ボディ』とは?
整体の服装【まとめ】
初めて整体院・整骨院に行く場合に、どのような服装や髪型で施術を受ければ良いのかを解説しました。
Tシャツやジャージなど、動きやすくシンプルな服装で来店しましょう。
装飾が多い服や、体のラインが分かりにくい服だと適切に体の状態を観察できなくなってしまいます。
また、スカートやタイトすぎるパンツ、伸縮性のない服は動きの妨げになるので避けましょう。
アクセサリーは全て外し、髪が長い場合は高い位置でのお団子やポニーテールにまとめることが望ましいです。
通勤に合わせて来店する場合や、あらかじめ施術用の服装で行くことが難しい時は事前に更衣室があるかどうか確認しておきましょう。
更衣室がない場合は重ね着で対応するか、着替えに使える個室の用意を治療院と相談しておくと良いです。
当日の持ち物は、タオルやハンカチなどエチケット用品と脱水予防の水分です。
接骨院の場合は保険診療になる可能性もあるのでご自身の健康保険証も忘れずに持参しましょう。
以上のポイントを踏まえて安心して整骨院や整体院に通っていただき、痛みや不調のない生活の第一歩になれば幸いです。
投稿者プロフィール
- 【青山筋膜整体 理学BODY WEB編集長】理学療法士歴10年以上 総合病院⇨介護・予防分野⇨様々な経験を経て独立。臨床で得た知識をもとに、書籍の執筆・WEB発信・セミナー講師など分野問わず活動中。
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