アキレス腱の使い過ぎで起こるアキレス腱炎。
マラソンランナーや陸上選手、サッカーやバスケなどのスポーツ選手などに多く
- 痛みで思うように運動できない
- かと言って長く休めない
とお困りの方も多いはず。
少し休むと周りと差がついてしまうシビアなスポーツの世界で一体どうしたらいいかわからない、、、
そんな方に今すぐお伝えしたいことがあります!
実は、
アキレス腱炎を走りながら治す方法
があるんです。
ところが、それを知らずに困っている人が本当に多いです。
実際に当院へアキレス腱炎の痛みで来る人も
「電気治療も週に数回受けています」
と、これまでに懸命に治療に励んでいるにもかかわらず治らなかったという人がほとんどです。
そもそも、
マッサージや電気治療をしても、翌日には戻ってしまいますよね
ストレッチはむしろそれ自体が痛くないですか?
そうなんです。
ストレッチやマッサージはあくまで対症療法なので、治すものではないです。
だから、治らないんです。
では、どうすれば良いのか?
実は、アキレス腱炎の治療の鍵は筋膜をほぐす事であると近年になってわかってきています!
そこで本記事では、
についてわかりやすく解説していきます。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についての記事もぜひ覗いてみてください。
さらに、痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効く具体的な筋膜リリースの方法をLINEから無料でお伝えしています。ぜひご活用ください。
目次
アキレス腱炎について
まずはアキレス腱炎について解説をしていきます。
アキレス腱炎とは
アキレス腱炎を簡単に言いますと、アキレス腱に負担がかかり炎症を起こしている状態です。
ふくらはぎの筋肉とかかとの骨(踵骨=しょうこつ)を結ぶ太くて丈夫な腱であるアキレス腱に炎症を起こした状態です。
以下のスポーツをしている人はアキレス腱炎になりやすいです。
- ランニング・マラソン
- 剣道
- 陸上
- ジャンプスポーツ
ちなみに、アキレス腱炎以外にもアキレス腱に痛みが出るものがあります。
しかし、ここでは深く気にする必要はありません。
その理由については後ほどわかります。
アキレス腱炎の一般的な原因3つ
アキレス腱炎の原因についてはこのように言われる事が多いです。
アキレス腱炎とは、いわゆる「使い過ぎ症候群」の状態ですが、アキレス腱に過剰な負担がかかる原因には、体の使い方や靴・路面、競技の練習量やその内容などが影響します。
引用:しまだ病院 アキレス腱炎
その詳細について具体的に解説していきます。
1.使いすぎ
昔はアキレス腱炎の原因は使いすぎと言われてきました。
確かに、運動をしている人がなる事が多いので、そう思うのは仕方がないのかもしれません。
しかし、どうでしょう?
- あなたよりも走っている人
- あなたよりも運動している人
はアキレス腱炎になっているでしょうか?
おそらくあなたよりも運動していてアキレス腱炎になる人は、10人に1人くらいなのではないでしょうか?
つまり、多くの人は使いすぎてもアキレス腱炎にはなりません。
それどころか、あまり運動をしていない人でもアキレス腱炎になる人はいます。
ですので、もちろん使いすぎはアキレス腱炎になる確率を高くする要因の1つではありますが、根本的な問題ではありません。
つまり、アキレス腱炎になるのは他の原因があるんです。
2.走り方が悪い
これもよく言われます。
特にフォアフット走法という、つま先から接地する走り方をする人はアキレス腱への負担が多いと言われています。
もちろん、それ以外にも以下のような人はアキレス腱への負担が増えます。
- 上に跳ねるように走る人
- 着地の衝撃が大きい人
しかし、これらに当てはまる人でもアキレス腱炎にならない人はたくさんいますし、これらに当てはまらないのにアキレス腱炎になる人もいます。
ですので、走り方もアキレス腱炎の根本的な原因とは言えません。
3.筋肉が硬い
アキレス腱は下腿三頭筋という筋肉と繋がっているため、この筋肉が硬いからアキレス腱炎になると考える人が多くいます。
そのため、病院や整体でふくらはぎの筋肉をストレッチしたりマッサージしたりする事を指導された人もいると思います。
しかし、多くの人は治っていないと思います。
これは、筋肉が問題ではないからです。
もっと根本的な問題があるんです。
アキレス腱炎の一般的な治療5つ
アキレス腱炎の一般的な治療はこの5つです。
1.湿布
アキレス腱炎はアキレス腱の炎症だから、湿布を貼りましょう!
お医者さんはこんな感じの事を言います。
では、実際に湿布を貼ってみましょう!
アキレス腱の炎症が治ってきているはずなのに、痛みは全く変わらなくないですか?
実は、アキレス腱炎の痛みはアキレス腱の炎症ではないので、湿布を貼っても完治は目指せません。
もちろん痛みが緩和したりする事はありますが、あくまで治すものではなく、痛みを緩和させるものです!
なので、湿布では治りません。
2.テーピング
テーピングはアキレス腱への負担を減らすために行うものなので、アキレス腱炎を治すためのものではないです。
そのため、テーピングをすれば痛みが少し弱まると思いますが、アキレス腱炎は治らないです。
そのため、あくまで痛みの緩和目的になります。
3.サポーター
サポーターもテーピングと同じで、アキレス腱への負担を減らすためのものになるので、アキレス腱炎は治らないです。
なので、サポーターも痛みの緩和目的になります。
4.ストレッチ
ストレッチは、根本的な治療のように思えますが、実は違います。
なぜなら、ストレッチやマッサージでほぐしているものは筋肉だからです。
そもそも筋肉はアキレス腱炎の原因ではないため、いくらほぐしても治らないです。
もし、筋肉が本当の原因であれば、ストレッチやマッサージで完治するはずですが、筋肉をほぐしても完治しないため違います。
5.マッサージ
アキレス腱炎は筋肉が問題だからマッサージをしましょう!って思う人もいますが、これでは治らないです。
それは、筋肉以外にももっと根本的な問題があるからです。
※他にもアキレス腱炎の対処法や、効果的なマッサージ法など痛みに役立つ方法は下記にまとめていますので覗いてみてください。
アキレス腱炎は治らない人が多い
なぜアキレス腱炎は治らない人が多いのでしょうか?
一般的なアキレス腱炎の方の痛みの原因はこのような流れだと言われています。
冒頭でも書きましたが、このアキレス腱炎に対して病院や治療院ではこのような治療が行われています。
- マッサージ・ストレッチ
- 電気治療
- 鍼治療
確かにこれ、その場は少し楽になりますよね。
でもすぐに戻ってしまいませんか?
ではどうしたら良いでしょうか?
実は、ふくらはぎを治療してもなかなかアキレス腱の痛みが治らないのは、実はふくらはぎの筋肉が張ってしまう原因が、もっと離れた他のところにあるからなんです。
そのふくらはぎの筋肉が張ってしまう原因を、しっかり見つけだしそこを改善しないことには、アキレス腱炎は治りません。
アキレス腱炎を走りながら治す方法
走り過ぎたのがアキレス腱炎の原因かな?
これもよくランナーの方に言われます。ですがこれが全てではありません。
その理由は少し考えてみるとわかります。
オリンピックに出てるマラソン選手、みんなアキレス腱炎ですか?
あなたより確実にたくさん走っているオリンピック選手はアキレス腱炎ではありません。
つまり、『走った量=アキレス腱の痛み』ではないということです。
本当は、アキレス腱と繋がっている筋膜が原因である可能性が高いんです。
どこの部位の筋膜が原因かというのは、人それぞれ過去の怪我の部位や、スポーツ歴、体の使い方が違うので一概には言えません。
膝や股関節の周りの筋膜、もしかしたら骨盤や腰や反対の足の筋膜が原因かもしれません。
その本当の原因となっている筋膜を見つけ出し、的確にほぐすことでアキレス腱炎でも走りながらでも改善できるケースが多いんです。
※筋膜の施術が痛み改善に効果的な理由や具体的な施術内容については以下の記事で、さらに詳しく解説しています。
筋膜に対する施術に関してはこのアニメーション動画でも簡単に説明していますので、興味のある方はご覧ください。
※筋膜リリースの効果をその場で実感してもらうため、当店ではあなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
アキレス腱炎を走りながら治す事ができた実例
アキレス腱炎を走りながら治す事ができた実例を紹介します!
ランナーUさんの例
マラソンが趣味というランナーのUさん
10/15にハーフマラソン、12/3にフルマラソンなんです。
なのに最近アキレス腱が痛くて走るどころか、階段の昇り降りでも痛みが出るようになってしまいました。
左のアキレス腱をかばっているせいか、最近は右の膝も走ると痛みが出ます。
来週のハーフは最悪あきらめてもいいけど、12月のフルは絶対出たいので、練習期間も考えるとなるべくアキレス腱炎を走りながら治したいです。
とおっしゃっていました。
実際にUさんのアキレス腱の状態を確認すると
アキレス腱部分がぷっくっと腫れあがっていました。
画像だとわかりずらいですが、普段診るアキレス腱炎の中でもここまで腫れているケースはなかなか珍しかったので、これで来週ハーフマラソンに出ようとしていたことに驚きました。
痛い動きを伺うと、階段を降りる時が痛いとのことだったので、実際に動きを見させていただくと、普通に降りると痛いので、最近は横向きで降りているとのことでした。
正直この状態で来週20kmも走ろうとしている、Uさんのランナーとしての気持ちの強さに感服いたしました。
Uさんの筋膜の状態を確認
次にUさんの過去のケガの経験を細かく聞いていくと、
10年以上前から慢性的に腰痛があり、半年前くらいに左膝を痛めているとのことでした。
筋膜の硬さは過去に痛めたところの周りにできやすいので、腰・左膝を中心に下肢の筋膜の硬さをチェックしていきました。
すると以下の図の位置に筋膜の硬さが見つかりました。
実際に痛い場所はアキレス腱ですが、筋膜が硬い場所はそこ以外の場所に多いです。
ここを入念に筋膜調整していきます。
すると、なんとアキレス腱部の腫れが消失しました。
1回の施術でここまで腫れが引くとは・・・。正直私も驚きました!
階段を普通に降りてもらっても、痛みがでなくなりました。
ひとまず筋膜調整は成功です。
ただし、まだ数日たってまた痛くなる可能性もあるので、後日1度軽く走ってみてから、来週のハーフマラソンをどうするかは決めましょう、ということでお話をさせていただきました。
1週間後・・・
Uさんから連絡がありました。
先日は大変お世話になりました。
施術していただきありがとうございました。
土、日、月と休んで水曜日に7キロを走り、
そして今日、ハーフマラソン完走しました(≧∇≦)
少し、違和感はありましたが、
本当にありがとうございました。
なんと無事ハーフマラソン走れたそうです。
まだ少し違和感が出てしまったようですが、1回の施術でとりあえずハーフマラソン完走できたようでよかったです。
このように、アキレス腱炎を走りながら治す事ができ、1〜3回程度の施術で改善するケースが多いです。
Uさんのアキレス腱炎に効果的だったマッサージ
実際にUさんに施術をした場所は、以下の場所です。
痛みに悩むあなたのためにも特別にご紹介しますので、今すぐやって効果を実感してみてください。
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
アキレス腱炎を走りながら治したいあなたへ
もちろん、全員が1〜3回の施術で必ず改善するわけではありません。
しかし、アキレス腱炎のケースでは1〜3回程度の施術で改善するケースが多く、もちろん走りながら治すことが可能です。
※当院の施術の特徴や3回以内で痛みの改善ができる秘訣は、下記の記事でわかりやすく解説しています。
場合によっては、休養が必要なケースもあります。
しかし、少しでも休むと周りと差がついてしまったり体力が落ちてしまうのがスポーツの世界です。
上記のお悩みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください!
投稿者プロフィール
-
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。
その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。
筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。