筋膜リリースのやりすぎは危険?5つのデメリットや対策を理学療法士が解説!

筋膜リリース やりすぎ

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

プロ選手や箱根駅伝のケアを担当、痛みの原因に向き合う世界レベルの筋膜施術『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』を修得。整体院は全国90店舗超、「通わせない整体」として3回以内の最短で改善するアプローチを目指すプロフィール詳細→

木城先生

最近話題の筋膜リリース、実はやりすぎている人方法を間違えている人が多いのをご存知ですか?

筋膜リリースは正しい方法で行ってこそ痛みや不調が改善します。

ところが、間違った方法でやり続けると効果が出ないどころか

  • かえって痛みが増す
  • アザができてしまう

逆効果になってしまうことが多々あります。

  • テレビで紹介されてる内容は正しい
  • トレーナーさんが言ってたことは正しい

と信じ込んでしまうと、良かれと思って行う筋膜リリースの本来の効果は得られません。

本記事では筋膜施術の専門家である理学療法士がこのような疑問にわかりやすく答えていきます。

筋膜リリースをしても効果が出ないと悩んでいる人は、今すぐやり方が間違っていないかを確認してみましょう。

※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。

 

筋膜リリースをやりすぎると、どうなる?

筋膜リリース やりすぎ 要注意

そもそもですが、筋膜リリースやりすぎている人が多いです。そしてその結果、内出血やあざができたり、痛みが強くなってしまったりと逆効果となってしまっている人が大勢います。

一体なぜ、やりすぎてしまうのでしょうか?

テレビやジムなどで、フォームローラーと言われるような筒の道具でグリグリゴロゴロしている光景を見て、それが正しい筋膜リリースと思っている人が多いためです。

でも、どうでしょう?

グリグリゴロゴロ筋膜リリースをして、

  • 痛みが大幅に改善した感じはしますか?
  • 体が柔らかくなった感じはしますか?
  • 逆に痛くなったりしませんか?

実際に筋膜リリースをグリグリゴロゴロやりすぎて本来の効果を得られずに、逆に体を痛めてしまう人が多いです。

実は、それ以上に注意すべき「筋膜リリースを無闇にやりすぎると生じるデメリットが5つあります。

 

筋膜リリースをやりすぎると起こる5つのデメリット

筋膜リリース やりすぎ デメリット

筋膜リリースをやりすぎることによるデメリットは5つあります。

1.筋肉を痛める

そもそも筋膜という膜は、筋肉を包むようにして存在する薄い膜です。

筋膜リリース やりすぎ 筋肉を痛める

 

そして、本来の筋膜リリースはその薄い筋膜に対して刺激を与えるため、筋肉を強く押したりはしません。

しかし一般的に認知されている筋膜リリースは、フォームローラーなどを使って筋膜どころか筋肉までもゴロゴロして強い刺激を与えてしまいます。

筋膜リリース フォームローラー やりすぎ

 

もちろん筋膜にも刺激は入るのですが、それ以上に筋肉に強い刺激が加わって、筋肉を損傷してしまったり、炎症が起きたりしてしまう事が多いです。

 

実際に一般的に行われるフォームローラーなどでは、自分の体重をしっかりとかけてゴロゴロする事が多いので、ほとんどの人が筋肉にまで強い刺激を与えてしまっています。

 

その結果、筋肉を痛めてしまうので、実際には体重を強くかけたりしてやりすぎない方がいいです。

 

2.皮膚を痛める

先ほども書きましたが、一般的な筋膜リリースは体重をかけてゴロゴロするので、必要以上に強い刺激が加わります。

それは、筋肉だけでなく皮膚も同じです。

簡単にいうと、皮膚を擦るような摩擦刺激が多く加わりやすくなってしまいます。

その結果、皮膚を損傷してしまったりします。

 

これは気付いていない人が多いですが、皮膚の硬い部分は筋肉の動きも硬くなりやすくなってしまいます。

ですので、無駄に皮膚を損傷して皮膚が硬くなってしまうと、結果的に筋肉の動きも悪くなるため、あまり強くやりすぎて皮膚を損傷しないように注意したいです!

 

3.筋膜が硬くなる

筋肉や皮膚などは、損傷をする事で繊維化や瘢痕化と言って、組織が硬くなりやすくなってしまう特徴があります。

筋膜リリースのやりすぎなどで筋肉や皮膚を過剰に損傷してしまう事で、逆に体が硬くなったり、力が出にくくなったりしてしまう可能性があります。

 

4.体のだるさが残る

筋膜リリースでゴロゴロやりすぎる事で、筋肉などに炎症が起こります。

すると、筋肉などに血液が集まってきて溜まりやすくなってしまったり、筋肉のポンプ機能低下による循環の悪化などで、体全体や部分的にだるさを感じる事があります。

 

これは、筋膜リリースをやりすぎた数時間後や翌日に強く感じる事が多いです。

そして、体にだるさが残ると、体のパフォーマンスも低下するのでいいことはありません。

 

5.内出血やあざになる

特に初めて筋膜リリースを自分でやる人は、強くやりすぎて内出血になる事があります。

人によって内出血になりやすい体質の人もいるため、少しの刺激で内出血になってしまう人もいます。

筋膜リリースをやりすぎて内出血になると、痛みが数日残ってしまうのはもちろん、逆に筋肉や筋膜が硬くなってしまう事があるので、内出血になるまでやりすぎるのはオススメできません。

筋膜リリースをやりすぎてはいけない人の特徴

筋膜リリース やりすぎてはいけない

筋膜リリースをやりすぎてはいけない人にはある程度の共通点があります。ここではその共通点を紹介しつつ、特に注意すべき人の3タイプをご紹介します

実際に筋膜リリースを行う前に、あなたがこの特徴に当てはまる人かをチェックしてみましょう。

1.筋膜リリースを初めてやる人

筋膜リリースを初めてやる人は、やりすぎに注意する必要があります。

というのも、そもそも初めて筋膜リリースをやる人は、自分がどの程度筋膜リリースの後に痛みやだるさが出るかわかりません。

 

人によっては少しの刺激だけで内出血やだるさが出る事があるので、やりすぎてしまって1週間くらい内出血が消えなかったり、あざになってしまう人も多くいます。

また、そもそも初めて筋膜リリースでゴロゴロやる人は、正しいやり方がわかっていなかったりそもそも強くやりすぎてしまう事が多いです。

 

実際にほとんどの人は強くやりすぎています。

筋膜リリースは筋肉を包んでいる薄い膜をほぐすので、そもそも筋肉が潰れるほど強くやる必要はありません。

初めてやる人は少し物足りないくらいの強さで様子を見ながらやるようにしましょう!

 

2.怪我や痛みがある人

現時点で体のどこかに痛みがある人過去に大きい怪我をした人はゴロゴロ筋膜リリースをやりすぎない方がいいです。

というのも、過去に怪我をした事がある人や現時点で痛みがある人は、筋肉や筋膜が硬くなっている事が多いです。

他の人と比べて筋膜リリースで強い痛みが伴う可能性が高くなります。

筋膜は硬ければ硬いほど痛いので、痛い事にそこまで問題はありませんが、筋膜が硬い人は筋膜リリースの後に痛みやだるさが強く出やすい傾向があります。

それだけではなく、間違った部位をゴロゴロしたりすることによって、元々あった痛みが悪化してしまったり、別の部位に新しい痛みが出たりします。

これについては、筋膜リリースの専門家に相談し、適切な指示に従ってほぐす場所を決めた方が安全です。

 

3.筋肉やが細い人

筋膜リリースでゴロゴロやる際に、筋肉が細い人は注意が必要です。

一般的な筋膜リリースは体重をかけてゴロゴロするので、少なからず筋肉が潰されてダメージを受けます。

 

この時に筋肉の量が多い人であれば、筋肉を損傷しにくくなりますが、筋肉が細い人は損傷しやすくなる印象があります。

 

それだけでなく、筋肉が細い部位や少ない部位も損傷しやすい印象があるので、大きい筋肉をやるときと小さい筋肉をやる時で体重のかけ具合や強さを調整した方がいいです。

 

強さを間違えることによって筋肉の損傷をする可能性が高くなってしまいます。

 

筋膜リリースをやりすぎないための【注意点・頻度】

筋膜リリース 自分で 注意

ここまで筋膜リリースをやりすぎるデメリットや注意するべき人を解説しましたが、全ての人が注意するべき事が3つあります。

 

1.強さに注意する

多くの人は筋膜リリースを強くやりすぎてしまいます。

初めのうちは少し物足りないくらいの強さでやって、その後の反応を確認した上で、強さを少しずつ強くしていきます。

 

1回でも強くやりすぎて痛めてしまうと数日は体に悪影響が出てしまうため、強くやりすぎないように注意しましょう。

 

2.筋膜リリースの頻度に注意する

筋膜リリースをやっている人に多い疑問として、どれくらいの頻度でやればいいのか?という事があります。

簡単にいいますと、筋膜リリースをやる頻度は2つの考え方があります。

1つ目はしっかりと時間をかけてケアをするけど、頻度を2〜3日に1回程度にする考え方です。

これについては、基本的に筋膜リリースでゴロゴロとやったあとは筋肉に炎症が起きたりする関係で、数日間は回復の時間が必要になります。

逆に筋肉などの組織を休めないで毎日強くやり続けると、組織の回復が追いつかないので逆に体が硬くなったりします。

1回のケアでしっかりと時間をかけてやる場合は2〜3日程度に1回くらいがちょうどよかったりします。

 

2つ目は毎日筋膜リリースをやってもいいけど、強さは軽くするという考え方です。

これは1つ目と違って1回1回のケアは短時間で軽めにやるケースです。

この場合は1回1回のケアで筋肉の損傷がほとんど起こらない可能性が高いので、組織の回復期間を作る必要はありません。

簡単にいうと、毎晩寝る前に数分だけ筋膜リリースを軽めるやるケースなどです。

 

このように筋膜リリースでゴロゴロやる頻度に関してはやり方によっても変わるため、あなたにあった頻度を見つけましょう!

 

3.不安な場合は専門家にやってもらう

人によっては自分ではうまくできない人や、やり方がわからない人が多くいます。

そんな場合は無理して自分でやる必要はないので、筋膜リリースができる専門家に任せてください。

筋膜リリース専門店でしか行えない施術の詳しい内容や、実際の効果に興味のある方は、ぜひご相談ください

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実際に私たちも国家資格である理学療法士を取得し、国際的に認められた技術を使って筋膜リリースの施術を行っています。

だからこそ、短期間で効果的に痛みを改善することには、他にはない自信があります。

当院の施術によって症状が改善した方動画もありますので、国内有数の筋膜の施術による効果を覗いてみたい方は是非覗いてみてください。

 

実際に自分でやるのと専門家がやる筋膜リリースでは効果が全く違うので、不安がある人や少しでも効果が高い筋膜リリースをやりたい人はぜひその効果を実感してみてください。

当院の施術の特徴3回以内で痛みの改善ができる秘訣も、記事でわかりやすく解説しています

 

筋膜リリースはプロの理学療法士にお任せください!

今回は筋膜リリースをやりすぎることによるデメリットなどを解説しました。

 

私たちは筋膜リリースの専門家として活動していることもあり、より多くの人に正しい筋膜リリースを知っていただき、あなたの悩みを改善してほしいと思っています。

 

実際に私たちは痛みの改善に特化した筋膜リリースを得意としており、多くの人の痛みを3回以内に改善することを目指しています。

 

もちろん100%全員ではありませんが、多くの人が私たちの筋膜リリースによって痛みが改善しているます。

今すぐどうにかしたい痛みでお困りの方は、ぜひ一度、私たちを頼ってください。

他にも気になる事があれば、気軽にお問い合わせしていただければと思います。

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投稿者プロフィール

ナガシマカホ
ナガシマカホ
【青山筋膜整体 理学BODY WEB編集長】理学療法士歴10年以上 総合病院⇨介護・予防分野⇨様々な経験を経て独立。臨床で得た知識をもとに、書籍の執筆・WEB発信・セミナー講師など分野問わず活動中。

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