「走ると足の裏が痛くて、全然良くならない・・・」
「ストレッチやインソールを試してもいまいち効果がない・・・」
上記のような走ると足の裏が痛い症状でお悩みではありませんか?
走ると足の裏が痛くなる一般的な原因として、足底筋膜炎やモートン病などが挙げられます。
しかし実際にストレッチやインソールを行っただけで症状が改善しないという方が多いです。
改善しない理由として、正しい原因を解明できておらず適切な対応が取れていないことが考えられます。
当院ではこれまでも走ると足の裏が痛い方に対し、施術を行い痛みを改善してきた実績があります。
本記事を読めば走ると足の裏が痛くなる本当の原因と適切な対応がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
走ると足の裏が痛い2つの原因
走ると足の裏が痛い原因は大きく2つあります。
- 足底筋膜炎
- モートン病
まずは一般的に考えられやすい原因についてご紹介していきます。
足底筋膜炎
走ると足の裏が痛い原因の1つが足底筋膜炎です。
足底筋膜炎は、走ることや長時間立つことによって起こる足の裏の筋膜(腱膜)の炎症です。
例えば、走る距離を短期間で増やしたり、長距離ばかり走っていたりすると足の裏には負担がかかります。
また、日常的に立ち仕事が多く疲れがたまっている場合も足の裏には同様の負担がかかっており、足底筋膜炎のきっかけとなってしまいます。
足底筋膜炎または足底腱膜炎とは、足の指の付け根からかかとまで、足の裏に膜のように張っている腱組織・足底筋膜に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気。多くはかかとの骨の前あたりに痛みが起こる。おもに40~50歳代以上で発症するが、若い世代でもスポーツ選手などに多い
引用元:wikipedia『足底筋膜炎』
またほかに考えられる要因として、シューズを変えてみたが足に合っていない、硬いアスファルトばかり走っている場合も足に負担がかかるので、注意が必要です。
上記の条件に当てはまらないのに痛い、安静にしても痛みが続く、再発しやすいなどの場合は他の原因が考えられます。
モートン病
走ると足の裏が痛い原因のもう1つがモートン病です。
モートン病は足の指に向かう神経が地面と足の骨および靭帯で挟まれて痛みやしびれを起こす病態です。
槌趾変形がある場合や中腰の作業、ハイヒールの常用などで趾の付け根の関節(MP関節:中足趾節関節)でつま先立ちをすることによって、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、この靱帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害です。
以前までは、神経腫と呼ばれる神経のふくらみが関与しているといわれていましたが、近年ではあまり関係がないことがわかっています。
モートン病と足底筋膜炎は、走った時の足の裏が痛む症状が似ているため、以下の特徴で判別してみましょう。
- 足底筋膜炎・・・足のかかとから土踏まずにかけて痛む
- モートン病・・・足趾の付け根が痛む、ピリピリと痺れを伴う
しびれなどの症状はない、上記の画像のように指をしならせるようにかかとを上げてみても症状が誘発されない場合は、他の原因が考えられます。
走ると足の裏が痛い時の治療法4つ
足の裏が痛い場合、病院や整体では一般的に以下のような治療が行われています。
- 足の裏のマッサージ
- 足のストレッチ
- 体外衝撃波
- インソール
足の裏のマッサージ
誰でも簡単にできるという点で、マッサージを行ったという方も多いと思います。
確かに足底筋膜炎では足裏やほかの部分の硬さが影響していることもあります。
しかし今回の場合、マッサージはあくまで対処療法で根本的に解決にはなかなかつながりません。
さらに方法を間違えてしまうと痛みが増加してしまう可能性もあります。
足のストレッチ
ストレッチも簡単にできて痛みを改善させるには有効な方法です。
実際に以下の写真のようなストレッチを教わったり、やっている人も多いと思います。
- ふくらはぎのストレッチ
- 足指から足裏のストレッチ
しかし本記事をお読みの方は上記のような方法でも痛みがなかなか改善しなかった方も多いと思います。
また痛みが悪化する恐れもあるため無理に続けるのはおすすめできません。
体外衝撃波
体外衝撃波は、衝撃波を患部に照射する治療法で1980年代から一般的に用いられています。
主に筋肉、腱の炎症や腎臓結石の治療としても使用される場合があります。
この治療法は主に患部に対して行うため、痛みが一時的に改善する場合もありますが、痛みの原因が患部以外にある場合には効果が実感しにくい可能性もあります。
インソール
インソールは靴の中に入れる中敷きで、部分的なものから足裏全体をサポートするものまでさまざまなものがあります。
日頃から走る方はインソールを使用してるという方も多いと思います。
痛みの原因が足裏にあり、慢性的な負担が原因の場合は有効的な方法です。
しかし足裏以外に原因がある場合は、インソールを使用しても効果は実感しにくいでしょう。
【症例多数】走ると足の裏が痛くなる本当の理由
結論、走ると足の裏が痛くなる本当の原因は筋膜に問題がある可能性があります。
ここまでご紹介してきた走ると足の裏が痛くなる原因には、足底筋膜炎やモートン病がよく考えられます。
しかし、それらの条件に当てはまらなかったり、対策をしても痛みが改善しない場合があります。
それは筋膜の問題を考えずに対策をしてしまっているからなんです。
筋膜は主にコラーゲン繊維でできており、足裏から頭まで全身を覆いつながっています。
例えば太ももやすねの筋膜が硬くなったり癒着を起こしたりしていると、伸び縮みする負担は他の部位にかかります。
そして足の裏にそのストレスが集中し、慢性的に続くと筋膜が炎症を起こし痛みを起こすんです。
ですので、足の裏が痛いからといって足の裏だけが原因となるわけではなく、足の裏と繋がっている全身の筋膜が関係しています。
たとえばこの画像のように、すねと太ももの筋膜の硬さが足裏の痛みの原因になることもあります。
このケースの場合、足の裏をいくらほぐしても足の裏の痛みは改善されず、すねと太ももの筋膜をほぐす事で足の裏の痛みを改善することができます。
走ると起こる足の裏の痛みが治らない場合は筋膜リリースが有効
結論、硬くなったり、癒着したりした筋膜を元の状態に戻すには筋膜リリースが有効です。
筋膜リリースとは、硬くなった筋膜に対し摩擦刺激を加えることで筋膜の緊張を元の状態に戻すことを言います。
しかし、上記で説明したすねと太ももの筋膜をリリースすれば良いというわけではありません。
なぜなら、人それぞれ筋膜の硬くなる場所が違うからです。
筋膜が硬くなる原因は以下のことが考えられます。
- 痛めたことがある部位(捻挫・骨折・腰痛・腱鞘炎・など)
- 手術をした部位
- 病的な症状があった部位(肺炎・膀胱炎・便秘・激しい生理痛など)
- テーピングやギプスで固定していた部位の周り
- 日頃から使いすぎた部位
ただし一般的な筋膜リリースはNG【イタリア式こそ効果あり】
筋膜リリースは単純なマッサージではありません。
なんとなくほぐすような刺激では筋膜は適切な状態に戻らないんです。
最短でしっかりと効果を出すためにはイタリア式の筋膜リリース=筋膜マニュピレーションが有効です。
- 一般的な筋膜リリース:痛い部位のみを狙うため根本から改善しにくい
- イタリア式の筋膜リリース:本当の原因となる部位を狙うので根本からの痛み改善に有効
筋膜リリースで最も重要なのは、本当の原因となっている部位を見極められるかどうかです。
その技術の保証としてイタリア式の筋膜リリースは、医師と理学療法士のみが資格の取得を許されています。
当院ではご紹介しているイタリア式の筋膜リリースで施術しています。
また、早く痛みを治したい!という方のために、当院では初回から3回以内の施術で卒業を目指しております。
そのため競技復帰や走るまでの期間を短く抑えることができます。
関連記事:さまざまな足の痛みを治した事例多数!3回以内の改善にこだわる整体院『理学ボディ』とは?
【改善事例】1回の施術で腰痛が改善したケース
市民ランナーのKさんの話。
4ヵ月ぐらい前から走ると足の裏が痛くなりました。
最初は少し痛いぐらいだったので、かまわず走っていたのですが、だんだん痛みが増してきました。
最近は朝も毎日痛いです。
日中は治るのですが、走ると痛いです。
走り終わった翌日ぐらいは、歩くのも痛くなります。
なので最近は走るのをやめてしまいました。
早く復帰したいので、整形外科や鍼にも通ったのですが、あまり変わりません。
ランナー仲間のYさんが、ここで膝の痛みが治ったとのことだったので来ました。
とのことでした。
足底筋膜炎が治らないKさんの症状
まずKさんに痛い場所を聞いていきました。
すると、▲の場所が痛いとのことでした。
この場所を押してみると、それでも痛いと。
次にどんな動きの時に痛いか聞いてみました。
背伸びや歩くときに痛みが出るようです。
普段は朝起きてすぐと、ランニング後が特に痛いとの事でした。
足底筋膜炎が治らないKさんの筋膜の状態
次にKさんの筋膜で硬い場所がないかチェックしていきました。
Kさんは高校生の時によく膝を痛めていたとのことだったので、やはり膝周りに筋膜の硬い部分が多く見つかりました。
ここを中心に入念に調整していきます。
足底筋膜炎が治らないKさんの筋膜をほぐした結果
筋膜をほぐした結果、背伸びをしても痛くなくなりました。
歩く時も痛くないとのことです。
その後、ランニングを再開してもらっても、全く痛みなく走れるようになったと連絡をいただきました。
Q.ここに来られる前、どのような悩みがありましたか?
4ヵ月前から、足の裏が痛くて走れなかった
Q.ここに来られる前に、その悩みを改善するために何をしてきましたか? もしされていればその結果どうなったかも教えてください。
整形外科と針灸院に通った。あまり変わらず。
Q.ここで施術を受けてみようと思っていただいたのはなぜですか?
ランニング仲間の紹介
Q.ここで施術を受けた結果、悩みは(痛みやできなかったこと等)どうなりましたか?
痛くなくなった。すごい!
Q.これから施術を受けてみようと思う方へ一言お願いします。
治療は痛いけど、ケガ自体は治ります。オススメです!
このように、ランニングで足の裏が痛いケースでは、1〜3回程度の施術で改善するケースが多いです。
Tさんが硬かった場所
この場所はTさんだけでなく、ランニングで足底筋膜炎になる人が硬くなりやすい場所なので、この筋膜をマッサージして効果を実感してみてください。
- 足を反らしたときに浮き出る筋肉の筋と内くるぶしを触る
- 指で上下にほぐすように動かす
- 外くるぶしとかかとを結んだ線の真ん中をさわる
- 指の腹を使ってほぐすように動かす
- 土踏まずの一番高いところをさわる
- 親指を外に開いたときに浮き出てくる筋肉をさわる
- 指を使ってほぐすように動かす
- 内側のくるぶしから指4本分のエリアをさわる
- 内側の脛骨という骨のすぐ後ろをさわる
- 指を使ってほぐすように動かす
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
専門家に詳しく聞きながら行いたいという方は当院のお近くの店舗をご確認ください。
走ると足の裏が痛くなる人の多くが3回以内に改善しています
ここまでお読みいただきありがとうございます。
走ると足の裏が痛い症状を根本から治したい場合は、ぜひ筋膜リリースを試してみてください。
当院では競技復帰を最短にするため3回以内の施術で卒業していただけるよう全力を尽くします。
もちろん、全員が1〜3回の施術で必ず改善するわけではありませんが、足の裏が痛いケースでは1〜3回程度の施術で改善するケースが多いです。
当院では足以外にも痛みを主症状とする方にご来院していただく場合が多いです。
おかげさまでご予約が取りづらい店舗もあり、ご検討いただける際はお早めにご予約のご確認をしていただけると幸いです。
あなたのご相談をぜひお待ちしております。
投稿者プロフィール
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理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。
その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。
筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。