「ランニングをすると足首に痛みがでる・・・」
「痛みがなかなか治らない・・・」
このようにランニングで起こる足首の痛みが治らないと悩んでいませんか?
足首が痛くて走るのをやめてしまっている方も多いと思います。
結論から言うとランニングの痛みは走りながらでも治せるんです。
一般的な治療法として、足首を揉んでもらったりストレッチを行う場合が多いと思います。
でもそれでは痛みが治りにくかったり再発する方も少なくありません。
なぜなら痛みの原因は足首以外にあるからなんです。
足首以外に隠れている痛みの本当の原因を解決できれば痛みは根本から改善することができます。
当院ではランニングによる足首の痛みの原因を分析し、痛みを根本から改善に至った実績があります。
本記事では、医療系国家資格である理学療法士が痛みを改善するための正しい情報をご紹介していきます。
当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いて治りにくいランニングによる痛みを改善する施術を行っております。
今すぐに痛みを改善したいという方は、ぜひご相談ください。
目次
ランニングの足首の痛みは治る?期間は?
足首に痛みがある場合、治るまでの期間は状態によって異なります。
- 骨折の場合・・・約6週間
- 軽度の捻挫・・・約1~2週間
- 重度の捻挫・・・約3週間
- 軽度の靭帯損傷・・・約1~4週間
- 重度の靭帯損傷・・・約12週間
骨折の場合はレントゲンで確認できる場合が多いため、気になる方はレントゲンを撮ってもらいましょう。
治るまでの期間は絶対安静というわけではありません。
大切なのは適切な対処法が行われることです。
現に、当院でも3回以内の施術で走りながら痛みが改善した事例も多く存在します。
ランニングで足首に痛みが出る5つの原因と見分け方
走ると足首が痛い人の場合、痛みを出している組織は限られています。
- 靭帯の痛み
- 骨の痛み
- 関節の痛み
- 筋肉の痛み
- 走り方が悪い
などが考えられます。
まずは、これらが本当に足首の痛みの原因なのか、1つずつ説明していきます。
靭帯の痛みは足首の痛みに関係ない事が多い
靭帯の損傷(捻挫)は、足首の怪我でもっとも多い怪我です。
ただし捻挫をした場合は、
- 転倒したり
- スポーツでバランスを崩したり
- 捻挫した瞬間
というのが自分ではっきりわかります。
また、以下のように靭帯の損傷というのはレベルが3段階あります。
靭帯の損傷程度によって、捻挫の程度を三つに分けています。
靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫、靭帯の一部が切れるものを2度捻挫、靭帯が完全に切れるものを3度捻挫と定義しています。
そして、捻挫は以下の期間で治ります。
受傷レベル | 受傷内容 | 回復期間 |
第1度の捻挫 | 20%の断裂 | 5~14日 |
第2度の捻挫 | 20~75%の断裂 | 14~30日 |
第3度の捻挫 | 75%の断裂~完全断裂 | 数ヵ月 |
つまり、痛みが1ヵ月よりも長く続いている人は、
靭帯以外の筋肉や筋膜などが痛みを出している可能性が高くなります。
まとめると、
- 特に理由もなく痛い場合
- 捻挫をしてから1カ月以上痛い
上記のような症状の場合は靭帯以外の可能性が疑われます。
骨の痛みも足首の痛みには関係ない事が多い
骨の痛みとは、骨折や骨挫傷のことです。
- ぶつけたり
- ぶつかられたり
- 転倒したり
上記のように受傷のタイミングが明確なのが特徴です。
また、骨折はレントゲンですぐに判断ができます。
骨折の場合は痛みが強く、歩くことも困難な場合が多いです。
- 痛みがとても強い
- 患部が腫れている
- 足首を打ったなど理由が明確である
上記のような症状に当てはまらない方は骨折以外の可能性が考えられます。
関節の痛みも足首の痛みには関係ない事が多い
これに関しては、具体的には距骨骨軟骨損傷と呼ばれるものがあります。
足首が痛い人の中には、外くるぶしと内くるぶしの骨が衝突して、軟骨の損傷による痛みが発生している人が稀にいます。
ただし、こちらもレントゲンやMRIで確認可能になります。
なので、病院で特に何も言われなかったケースでは違います。
筋肉系の痛みは足首の痛みに影響している事が多い
走ると足首が痛い人のほとんどが筋肉系の痛みであることが多いです。
なぜならここまで説明してきた他の痛みに関しては、
- レントゲンなどの画像で確認できる
- 受傷した瞬間が自分で明確にわかる
- 骨折や捻挫は、一定期間で治る
この3点のいずれかに当てはまるため、ある程度は原因を判断できます。
しかし、実際にはあまり原因がはっきりしない人が多いです。
そのような人は、足首と繋がっている筋肉が痛みを出している可能性が高い!と思うかもしれませんが、
実は筋肉をマッサージしたりストレッチしても治らない人がたくさんいるのが現状です。
走り方は足首の痛みに関係ない
ランニングやマラソンをしている人は、足首が痛いと走り方に問題があるのでは?と考える人も多いです。
確かにランニングは足首に負担がかかるため、走り方やフォームに問題がある場合もあります。
しかし、ランニングフォームなどは足首の痛みに関係する1つの要素ではありますが、根本的な原因ではありません。
というのも、実際に走り方が悪い人でも足首に痛みが出ていない人はたくさんおり、
走り方だけでは足首に痛みが出るとは言い切れず、もっと根本的な問題がある事が多いです。
根本的な問題については後ほど解説します。
【症例多数】ランニングで足首の痛みがでる意外な理由
先ほどランニングで足首が痛くなる原因について話しましたが、
痛い足首周りの筋肉だけを治療している場合は、ランニング時の痛みは治りません。
なぜならランニング時の足首の痛みを引き起こしているのは、
足首と繋がっている筋膜が原因のことが多いからです。
人の体は筋膜という薄い膜で包まれているため、足の先から頭まで、全身が筋膜で繋がっています。
筋膜には痛みを感じるセンサーや神経がたくさんあるため、何らかの問題が起きると痛みを出します。
つまり、根本的な問題はあくまで筋膜である場合が多いんです。
また筋膜は体の柔軟な動きに対応するため、あらゆる方向や部位についています。
そのため足首の前側・外側・内側でも原因となる筋膜が異なる点がポイントです。
筋膜は,機械的受容器と侵害受容器を含む多くの知覚性神経終末によって高密度に神経を分布されている。そして,それは急性の筋筋膜痛症候群の原因になりうる。
筋膜が硬くなる原因
筋膜が硬くなってしまうのには原因があります。
- 使いすぎ
- 過去の捻挫
- 過去の骨折やヒビ
- 過去の手術
- 内科的な不調
また過去に経験した
- 足首の捻挫
- 膝の痛み
- 腰の痛み
などでも筋膜は硬くなってしまいます。
そして膝や腰の筋膜は足首に繋がっているので、足首の痛みに繋がる可能性があります。
ですので、足首が痛いからと言って足首に原因があるとは限らず、
足首と繋がっている筋膜を幅広く調べる必要があるんです。
ランニングの股関節の痛みが治らない場合は筋膜リリースが有効な理由
硬くなった筋膜を柔らかくし、体の負担を減らすには筋膜リリースが有効です。
筋膜リリースとは、徒手的に筋膜を動かし、硬さの調整を行う手技を指します。
近年一般的になってきた筋膜リリースですが、注意すべき点があります。
それは一般的な筋膜リリースと専門家が行う筋膜リリースは違うという点です。
専門家の場合は全身を評価し、痛みのきっかけとなる部位を特定する評価・分析してきます。
この分析がとても重要となり、痛みを根本から改善できる理由となります。
以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
ただし一般的な筋膜リリースはNG【イタリア式こそ効果あり】
結論、筋膜リリースで効果が高いのはイタリア式の筋膜の施術(筋膜マニュピレーション)です。
筋膜全体をほぐすのではなく、原因となる部分を局所的に狙って施術を行います。
- 一般的な筋膜リリース:広範囲をほぐせるが痛みの改善には不向き
- イタリア式の筋膜施術:異常となる部位を狙うので根本からの痛み改善に有効
イタリア式の筋膜の施術は医師と理学療法士のみが習得できる手技です。
当店、理学ボディではこのイタリア式の筋膜の施術を行っています。
何度も通うのは大変と心配な方も安心してください。
当店では、そんな方の声にこたえるべく3回以内での改善を目指しています。
当院の施術の特徴や3回以内で痛みの改善ができる秘訣は、
下記の記事でわかりやすく解説しています。
関連記事:足首の痛みも治した事例多数!3回以内の改善にこだわる整体院『理学ボディ』とは?
【改善事例】ランニングで足首の内側に痛みが出るケース
まずはじめに、ランニングで足首の内側に痛みが出る人の特徴について解説していきます。
原因
ランニングで足首の内側に痛みが出る人の原因は
一般的には後脛骨筋腱の痛みと言われています。
後脛骨筋腱はスネの内側にある筋肉で、以下のような役割をします。
- 足首の安定化
- 足首を内側に動かす
そのため、ランニングではおもに足の着地の際の動揺を抑えてくれたりします。
- 足首がグラグラしている人
- 土踏まずが潰れた着地になる人
上記のような方は、後脛骨筋腱に必要以上の負担がかかってしまっています。
そのため、以下のような人が足首の内側に痛みを出しやすいです。
- 後脛骨筋腱に負担がかかっている人
- 後脛骨筋腱と繋がっている部分が硬くなっている人
実際の改善例
次は、実際の改善例を踏まえて解説していきます。
今回紹介する男性は以下のような状態でした。
- 走ると足首の内側が痛い
- 痛みが強すぎて走れない
- 過去に右足の捻挫をしたことがある
実際に動きをみさせていただくと、少し踏ん張るだけでも痛みがある感じでした。
痛いのは足首の内側ですが、全身の筋膜をチェックすると、
足首の内側と繋がっている部分にたくさん硬い場所がありました。
おそらく、過去の捻挫をかばって運動していたため、繋がっている他の場所まで硬くなっていました。
そのため、足首の内側と繋がっている部分をほぐすことを行いました。
その結果・・・
踏ん張っても痛みがなくなりました。
つまり、足首の内側の痛みは痛い場所だけでなく、痛い場所と繋がっている部分も悪さをしているということになります!
そのため、今回は足首の内側が痛い人は、
どこをマッサージするといいのかについても解説させていただきます。
対処法
ランニングで足首の内側に痛みが出る人がマッサージをすると効果があることが多い場所は、以下の3つです。
- 土踏まず
- ふくらはぎの内側
- 膝の内側
わかりやすく解説していきます。
土踏まず
土踏まずは足首の内側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
ふくらはぎの内側
ふくらはぎの内側の筋肉も足首の内側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
膝の内側
膝の内側の筋肉も足首の内側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
【改善事例】ランニングで足首の外側に痛みが出るケース
次はランニングで足首の外側に痛みが出る人の特徴について解説していきます。
原因
足首の外側が痛い人の原因は一般的には
腓骨筋の痛みと言われています。
腓骨筋は下腿の外側にある筋肉で、以下のような役割をします。
- 足首の安定化
- 足首を外側に動かす
そのため、ランニングではおもに足の着地の際の動揺を抑えてくれたりします。
さきほどの後脛骨筋腱とは逆で、外側から足首を安定させている筋肉です。
この2つの筋肉が足首を内側と外側から安定させているという事になります。
なので、単純に考えれば足首がグラグラしている人や小指側に体重が乗りやすい人は、
腓骨筋に必要以上の負担がかかってしまっています。
そのため、以下のような人が足首の外側に痛みを出しやすいです。
- 腓骨筋に負担がかかっている人
- 腓骨筋と繋がっている部分が硬くなっている人
実際の改善例
実際の改善例を踏まえて解説させていただきます。
この女性は以下のような状態でした。
- 走ると足首の外側が痛い
- しゃがむのでも痛い
- 過去に膝を痛めたことがある
その日は体重をかけてしゃがむ動作が1番痛いとのことでした。
痛いのは足首の外側ですが、全身の筋膜をチェックすると、
足首の外側と繋がっている部分にたくさん硬い場所がありました。
その硬い場所をほぐした結果・・
痛みが改善されました。
つまり、足首の外側の痛みは、痛い場所だけでなく、痛い場所と繋がっている部分も悪さをしているということになります!
対処法
ランニングで足首の外側に痛みが出る人は、
以下の3つをマッサージしましょう。
- 足の甲
- ふくらはぎの外側
- モモの外側
わかりやすく解説していきます。
足の甲
足の甲は足首の外側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
ふくらはぎの外側
ふくらはぎの外側も足首の外側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
モモの外側
モモの足首の外側と繋がっているため、
以下の動画を参考に、筋膜の硬さや痛みがある部分をマッサージします。
【改善事例】ランニングで足首の前側に痛みが出るケース
最後はランニングで足首の前側に痛みが出るケースについてです。
原因
ランニングで足首の前側に痛みが出る原因は、
足首の前側の関節や筋肉がうまく動いていない事が多いです。
と言っても、この関節や筋肉は筋膜と密接な関係があるため、
根本的な原因として筋膜が関係している人が多いです。
実際に筋膜はこのように繋がっているため、
足首と繋がっている筋膜が硬くなる事で足首の前側の痛みにつながりやすいです。
ランニングで足首の前側に痛みが出るケースは、以下の時に痛みが出やすいです。
- しゃがんだ時
- 踏み込んだ時
- 体重をかけた時
- 長距離を走った時
実際の改善例
今回紹介する男性は、以下のような状態でした。
- 3ヵ月前から足首の前側が痛い
- 週に3〜4回の頻度で10km程度走っていた
- 最近はしゃがんだ時にも違和感がある
実際にしゃがんでみてもらいました。
すると足首の前側がつまるような感じがして痛みが出ました。
ここでは確認することができませんが、
ランニングで同じ場所が痛くなってきて、たまに足の甲の部分も痛くなるとの事でした。
そんなKさんの筋膜で硬い場所がないか調べていくと、
以下の場所で筋膜が硬くなっていました。
- モモ
- ふくらはぎ
- 足首周り
このように、痛いのは足首ですが、筋膜が硬い場所は足首以外にもたくさんあります。
ですので、ここを1箇所につき5分ぐらいかけて、筋膜をほぐしていきました。
すると、足首の痛みが改善しました!
対処法
実際に今回はこの場所が硬くなっており、
ランニングで足首の前側に痛みが出る人もここが硬くなっている事が多いです。
なので、あなたも試してみてください。
ご自身でやってみてできないようであれば、ぜひ相談してください。
玉川さん
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
当院では、上記のような股関節の痛み改善を得意としており、多くのお客様が店舗に足を運んでくださっています。
ぜひ、筋膜リリースでの「施術」を検討されてみてください。
ランニングで足首に痛みが出る方の多くは3回以内に解消しています
ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後に一番お伝えしたいのは、ランニングによる足首の痛みは筋膜を調整することで改善する可能性がとても高いということです。
特にセルフエクササイズに自信のない方は、私たちプロに任せてください。
実際に当院には足首の痛みをはじめ様々な悩みを抱える方が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。
もちろん、必ず1〜3回以内に改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。
一人でも多くの方に「痛みを感じない感動」を届けたいと、スタッフ一同、全力で「施術」をさせて頂いています。
とてもありがたいことに店舗によっては、来月の予約もいっぱいの状況です…!
そのため、当院にて早めに「施術」を検討される方は、ぜひ、お近くの店舗を覗いていただき、予約があるかを確認頂けると幸いです。
他にも気になる事があれば、ぜひ気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。
その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。
筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。