座ると腰が痛い原因|理学療法士が姿勢改善ストレッチと対処法、正しい座り方を解説!

座ると腰が痛い

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

世界レベルの筋膜施術『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』を修得。全国100店舗超の「通わせない整体」として3回以内の最短で改善するアプローチを目指すプロフィール詳細→

木城先生

「座っていると腰が痛くなる…」こんなお悩みを抱えている人へ。

実は、その痛みの原因は、多くの場合日常生活での悪い姿勢の積み重ねにあることが多いんです。

骨盤の歪みや座り方の問題など、日々の小さなクセが腰の痛みにつながっているケースは少なくありません。

また、なかには腰椎椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などの病気が隠れている危険なケースもあります。

本記事では、全国に100店舗以上の筋膜整体を運営する 理学療法士の視点から、座ると腰が痛くなる主な原因を解説し、自分ですぐに実践できる姿勢の改善方法やストレッチ、効果的な対処法を紹介します。

痛みの根本的な解決を目指し、一緒に快適な毎日を取り戻しましょう。

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座ると腰が痛い…多くの人が悩む症状の原因とは?

座っている時のつらい腰痛は、多くの人が経験する症状です。デスクワークが増えた昨今、とくに長時間の同じ姿勢は腰痛の大きな要因であり、作業姿勢や環境の改善が重要とされています(参照1)。

痛みのタイミングでは、座っている時だけに限らず、朝の起床時から腰が重さを感じる人もいます。

なぜ座ると痛みが出るのか、その主な原因は、立っている時よりも座っている時の方が腰への負担が大きくなるためです。

特にデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、腰の筋肉が緊張し、血行不良を引き起こして痛みに繋がります。この症状を放置すると、慢性的な腰痛に移行する可能性もあります。

原因1:骨盤が歪む「悪い座り姿勢」の習慣化

座るときの腰痛の最も一般的な原因は、骨盤が歪む「悪い座り姿勢」の習慣化です。

背中を丸めた猫背の姿勢や、椅子に浅く腰かけて背もたれに寄りかかる座り方は、骨盤が後ろに傾き、腰の骨や筋肉に大きな負担をかけます。

座ると腰が痛い

また、足を組む、床にあぐらや横座りをするなどの座り方も、骨盤の歪みを助長し、腰痛を引き起こす原因となります。

このような姿勢が日常的になると、背中の筋肉が常に引き伸ばされ、緊張状態が続いてしまいます。

原因2:長時間のデスクワークによる筋肉の硬直

長時間のデスクワークや車の運転は、腰痛の大きな原因の一つです。

同じ姿勢をとり続けると、腰やお尻周りの筋肉が硬直し、血行が悪くなります。

特に、腰を支えるインナーマッスル(腸腰筋など)が使われないままだと、徐々に筋力は低下し、結果的に腰に負担がかかりやすくなります。

座っている時間が長すぎる生活習慣は、意識的に体を動かす機会を設けない限り、筋肉の硬直を招き、座っている時に痛みを感じるようになります。

原因3:椎間板へ過度な圧力がかかっている

立っている姿勢に比べ、座っている姿勢は椎間板にかかる圧力が大きくなります

ある研究によれば、直立しているときの腰の椎間板への負担を100とすると、椅子に座った姿勢では140、さらに座って前かがみになると185まで負担が増加するとされています。(参照3)

この圧力により、骨と骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が傷つきやすくなり、痛みの原因となる可能性がたかくなります。

1日の大半を座って過ごす人も多い現代生活では、デスクワーカー以外も普段のくらしの座り姿勢で腰の痛みを抱えてしまうという人も少なくないでしょう。

原因4:腰椎椎間板ヘルニアなど病気の可能性も

セルフケアを行っても痛みが改善しない場合、病気が潜んでいる可能性も考えられます。

代表的な病気として腰椎椎間板ヘルニアがあり、椎間板の中にある組織が飛び出して神経を圧迫し、腰痛や足のしびれを引き起こします。

その他にも、神経の通り道が狭くなる脊柱管狭窄症」や、お尻の筋肉が坐骨神経を圧迫する「梨状筋症候群なども考えられます。

痛みが片方の足だけに強く出る場合や、内臓の不調を感じる場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。

【今すぐ実践】座っている時の腰の痛みを和らげる応急処置

今感じている腰の痛みを少しでも和らげるために、すぐに実践できる応急処置があります。

長時間同じ姿勢でいる人では特に、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することが重要です。

オフィスや自宅で座ったまま簡単にできるストレッチや、腰への負担を軽減する正しい座り方のコツ、そして定期的に立ち上がることの重要性について解説します。

オフィスでも簡単!座ったままできる腰痛改善ストレッチ

デスクワークの合間にできる簡単なストレッチは、硬くなった筋肉をほぐし、腰痛を和らげるのに効果的です。

椅子に座ったまま、できる背中〜骨盤まわりのストレッチをご紹介します。仕事の合間や家事の合間にぜひ取り入れてみてください。

骨盤を動かすストレッチ
  • 椅子に深く腰かけ、背筋を伸ばす。
  • 息を吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸め、次に息を吸いながら骨盤を前に倒して背中を反らす。
  • これを10回ほど繰り返す。
お尻のストレッチ
  • 片方の足首を反対側の膝の上に乗せ、背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒す。
  • お尻の筋肉が伸びているのを感じながら20秒キープ。
  • 左右同様に2〜3セット行う。

 

腰への負担を軽減する正しい座り方の3つのコツ

腰痛を防ぐためには、日頃から正しい座り方を意識することが不可欠です。
以下の3つのコツを実践することで、腰への負担を大幅に軽減できます。

負担をかけない座り方
  1. 深く腰掛ける:お尻を背もたれにぴったりとつくまで、椅子に深く座ります。
  2. 骨盤を立てる:坐骨に均等に体重が乗るように意識し、骨盤を立てます。背骨が自然なS字カーブを描くイメージです。
  3. 足裏を床につける:膝の角度が90度になるように椅子の高さを調整し、足裏全体がしっかりと床につくようにします。

30分に一度は立ち上がり、体を軽く動かす

長時間座り続けることは、腰にとって大きな負担となります。具体的には、30分以上座り続けると腰痛のリスクが高まるとも言われています。

そのため、少なくとも30分に一度は立ち上がり、少し歩いたり、軽く体を伸ばしたりする習慣をつけましょう。

立つことで、座った姿勢で圧迫されていた椎間板や筋肉への負担が解放されます。

「立つと楽」と感じる場合は、座り姿勢が体に合っていないサインかもしれません。意識的に立って体を動かす時間を作ることが大切です。

腰痛を繰り返さないための根本的な対策

その場しのぎの対処法だけでなく、腰痛を根本から改善し、再発を防ぐための対策も重要です。

日常生活で使っているアイテムを見直したり、作業環境を整えたりすることで、腰への負担を継続的に減らすことができます。

ここでは、

  • 自分に合った腰痛対策グッズの選び方
  • 体に負担の少ないデスク環境の作り方
  • 痛みが続く場合の医療機関の受診基準

について解説します。

長期的な視点での治療や治し方について考えていきましょう。

自分に合った腰痛対策クッションの選び方

腰痛対策クッションは、正しい座り姿勢をサポートし、腰への負担を軽減するのに役立ちます。クッションを選ぶ際は、いくつかのポイントがあります。

まず、骨盤を安定させ、背骨の自然なS字カーブを保てる形状のものを選びましょう。

背もたれと座面が一体になったタイプや、お尻の後ろに置いて骨盤を支えるランバーサポートタイプなどがあります。

また、素材も重要で、低反発ウレタンやゲル素材など、体圧を分散させる効果が高いものがおすすめです。

購入するまえに、その上に座って「自分の骨盤が立ちやすいか」を確認してみるのがおすすめです。

深く沈み込みすぎると、逆に骨盤が倒れてしまったり、素材が硬すぎて骨盤幅に合わないなどの不具合はよくあります

自分の椅子の形状や体型に合ったものを選ぶことが大切です。

体に負担の少ないデスクと椅子の高さを知る

デスクワーク環境を見直すことも、腰痛の根本対策につながります。

体に合わない高さのデスクや椅子を使い続けると、無意識のうちに不自然な姿勢になり、腰に大きな負担がかかります。

  • 理想的な椅子の高さ:足裏全体が床につき、膝の角度が90度になる状態
  • デスクの高さ:椅子に座って腕を自然に下ろしたとき、肘が90度になる高さ

これらの高さを基準に、自分の体に合わせて調整することで、長時間の作業でも負担の少ない姿勢を維持しやすくなります。

痛みが続くなら何科?病院受診の判断基準

セルフケアを続けても痛みが改善しない場合や、悪化する場合は、医療機関の受診を検討しましょう。

特に、急に激しい痛みに襲われた、足にしびれや麻痺がある、安静にしていても痛むといった症状がある場合は、早急に整形外科を受診してください。

医師の診断により、痛みの原因が病気によるものかどうかが分かります。

自己判断で市販の薬や湿布を使い続けるのではなく、専門家による適切な検査と治療を受けることが、根本的な解決への近道です。

腰痛ストレッチでも良くならない人へ

ここまで紹介してきた方法で腰痛が良くなる人もいれば、いまいち効果が出ないと悩む人もいるのではないでしょうか?

実は、腰痛をセルフケアで改善するには限界があります。

というのも、筋肉や関節の動きが原因で起こる腰痛であればストレッチなどのセルフケアである程度改善できますが、原因がそうではない場合は難しくなってしまいます。

 

また、腰痛は反り腰や猫背といった普段の姿勢の崩れや、動きのクセなどとも深く関わっています。

いくらストレッチで伸ばしても、普段から腰に負担のかかる姿勢や歩き方をしていると効果は得られません。

 

そんな時は、一度専門家に相談するのがおすすめです。

あなたの腰痛の本当の原因を見極められる体のプロに実際にみてもらうことが、改善の近道となります。

膝痛、神経痛、腰痛と症状が出ています。 整形外科では改善出来なかった神経痛の痛みが緩和され、車の運転も苦にならなくなっています。 腰痛も前屈できない状況でお願いいたしましたが、施術の翌日には痛みがとれ、前屈も何時もどおりにできています。 先生は穏やかにお話しを聞いてくださり、質問に対しても納得いく答えを下さります。 施術はゆったりとって下さるので、ケアしていただいたという安心感もいただけます。 出会いに感謝いたします。

▪️青山筋膜整体理学ボディ「お客様の声」より

「自分の体を専門家に見てもらいたい」「もっと早く効果の出る方法で腰痛をどうにかしたい」

こんな悩みをお持ちの方は、医学的な知識を持つ理学療法士がいる当店へぜひ一度ご相談ください。

あなたの腰痛の問題が早期に解決できるよう、全力でサポートさせていただきます。

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座るときの腰痛に関するよくある質問

ここでは、座るときの腰痛に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。
腰痛対策グッズの選び方や、痛みが強いときの対処法、そしてどの医療機関を受診すべきかなど、具体的な質問を取り上げます。

正しい知識を持つことで、より効果的に腰痛対策を進めることができます。

Q. 腰痛対策のクッションはどのようなものがおすすめですか?

骨盤を左右から支えて安定させ、背骨の自然なS字カーブを保てるタイプのクッションがおすすめです。

体圧を分散させる効果のある低反発ウレタンやゲル素材のものを選ぶと、長時間座っていてもお尻や腰への負担が軽減されます。

しかし、中にはクッションがない方が、自分の骨盤を立つ感覚を持ちやすいという人もいます。

そもそものクッションの必要性も含め、自分の体型や椅子の形に合わせて、フィット感の良いものを選んでください。

Q. 痛みがひどい場合でもストレッチはした方が良いですか?

痛みがひどい急性期には、無理にストレッチをしないでください。特に鋭い痛みや熱感を伴う場合は、炎症を起こしている可能性があります。

この場合、動かすことでかえって症状を悪化させることがあります。

まずは安静を第一とし、痛みを感じない楽な姿勢で過ごしましょう。痛みが少し落ち着いてきたら、ゆっくりと無理のない範囲で動かし始めるのが安全です。

痛みが引かない場合は、一度整形外科の受診をおすすめします。

Q. 整形外科と整骨院・整体院はどちらへ行くべきですか?

まず受診すべきなのは、医師による診断が可能な整形外科です。

レントゲンやMRIなどの画像検査を通じて、骨や神経に異常がないかを確認し、痛みの原因を正確に特定できます。

整骨院や整体院は、病的な問題がないことを確認した上で、筋肉の調整や身体のバランスを整える目的で利用するのが良いでしょう。

まとめ

腰痛は単一の原因ではなく、姿勢や生活習慣、環境要因などが複合的に関与して発生します(参照2)。

特に、座るときの腰の痛みは、主に長時間の悪い姿勢、筋肉の硬直、椎間板への過度な圧力が原因で起こります。

まずは座ったままできるストレッチや正しい座り方を実践し、30分に一度は立ち上がる習慣をつけましょう。腰痛対策クッションや作業環境の見直しも有効です。

セルフケアで改善しない、または症状が強い場合は、自己判断せず整形外科を受診してください。
寝るときも含め、日常生活全般で腰に負担をかけない意識が改善につながります。

 

参照一覧

  • 参照1:職場における腰痛予防対策指針及び解説
    参照元:厚生労働省  URLhttps://www.mhlw.go.jp/content/11303000/001376468.pdf
  • 参照2:腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版
    参照元:日本医療機能評価機構
    URLhttps://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00498.pdf
  • 参照3:J-STAGE「腰椎系における椎間板負荷の非侵襲的な推定法」
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaic/78/791/78_2483/_pdf/-char/ja
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投稿者プロフィール

kaho nagashima
kaho nagashima理学療法士/WEBメディア編集長
10年以上の医療・介護の現場経験を経て独立。著書に6刷を達成した『高齢者のからだ図鑑』など(Gakken出版)。現在は、東京都の高齢福祉事業にも従事。さまざまな現場経験をもとに、執筆・WEB発信・大学での講師業など分野問わず活動中。

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